ことし1月から6月までの間、国内の石炭の消費量が過去最多となったことがわかりました。
政府系の研究機関である｢エネルギー経済研究院｣によりますと、ことし上半期の間、国内の石炭の消費量は6070万トンに上り、去年の同じ期間に比べて6%増加しました。
関連の統計を取り始めた1970年以来、半期ベースとして過去最多です。
韓国では、石炭消費の67%を火力発電が占めています。
韓国の年間石炭消費量は、2013年は1億1000万トンに上り、2015年は1億2418万トンでピークに達し、去年は少し減少して1億1847万トンになっています。
一方、世界銀行が発表する国際原材料価格によりますと、ことし9月現在、石炭の国際価格は1トン当たり88.43ドルに上り、1年前に比べて32% 上昇しました。
これについて専門家は、石炭の国際価格が上昇していることを受けて、今後、石炭火力発電を減らしていく必要があると指摘しています。