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政治

韓中間の「サード合意」 米大統領の訪韓時に争点か

Write: 2017-11-02 14:51:16Update: 2017-11-02 17:19:55

韓中間の「サード合意」 米大統領の訪韓時に争点か

サードの韓国配備をめぐる韓国と中国の合意内容が、来週トランプ大統領が韓国を訪れた際、争点となり得るという見方が出ています。
アメリカ政府系放送の自由アジア放送が現地時間の1日、報じたところによりますと、アメリカ戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン氏は、トランプ大統領が韓国を訪れた際、韓米間で争点となりうる懸案として、韓米FTAのほかに、最近、韓中間で行われたサードの韓国配備をめぐる合意内容を挙げ、この合意内容が、韓日米3か国の安全保障面での協力強化を図るトランプ大統領の努力に反する可能性があるとして、懸念を示しました。
サードをめぐる合意が発表された当日、中国外交部の報道官は、「中国は、韓国側が『アメリカのミサイル防衛システムに参加しない』『韓日米3か国の安保協力が軍事同盟に発展することはない』『サードの追加配備を検討せず、現在、韓国に配備されたサードによって中国の戦略的安全保障利益を損ねない』と公に表明したことに留意している。韓国が言行一致で、こうした姿勢を実際に履行し、関連する問題を適切に処理することを望む」と述べています。
グリーン氏は、こうした合意内容は、トランプ政権が韓日米3か国の強力な結束を通じて北韓に加えようとする圧力だけでなく、それにより積極的に乗り出すよう中国に加える圧力をも損ねかねないと指摘しました。
アメリカ外交問題評議会(CFR)のスコット・スナイダー氏も同じ日、「韓国側の約束のうち一部は、韓日米3か国の安全保障に関するトランプ政権の期待に相反する可能性がある」と懸念を示し、「韓国がサードをめぐる合意にもとづいて、今後アメリカとの関係でどのような動きを取るか注目される」と述べました。
トランプ大統領は今月7日、韓国入りし、ソウル南の平沢(ピョンテク)市にある韓国駐留アメリカ軍司令部の移転先である「キャンプ・ハンフリー」を訪れたあと、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と首脳会談を行います。翌8日には、国会で演説し、国立墓地を訪れたあと、次の訪問先の中国に向かう予定です。

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