ことし7月から9月までの第3四半期の間、旅行や出張などで海外に出かけた人々が宿泊や買い物などに使った金額が、四半期ベースとしては過去最多となりました。
韓国銀行によりますと、ことし第3四半期の間、留学や長期滞在を除く「一般旅行」で海外に出かけた国民が使った費用は、69億5530万ドルに上り、直前の第2四半期に比べて10.8%増えました。
「一般旅行」の費用は、統計を取り始めた1980年の第1四半期には8260万ドルでしたが、15年後の1995年第1四半期には11億8600万ドルに増加しました。
その後、1990年代末には通貨危機などの影響で4億ドル台にまで減少したものの、2000年代からは再び増加に転じ、2016年第3四半期には65億9500万ドルでピークに達していました。
これについて専門家は、国民所得の増加に伴って海外旅行に出かける人々が増えており、出国者の数や旅行の費用は今後も増え続けるものとみられると説明しています。