現在仕事を持ちながら、副業やバイトなどさらにもう一つの仕事を持つことを希望している人は51万人に上り、そのうち、5割以上が50歳以上の中高年層であることがわかりました。
政府系研究機関の「韓国雇用情報院」がまとめたところによりますと、現在、1週間の労働時間が36時間未満で、さらにもう一つの仕事を持つことを希望する人は、ことし9月現在、51万6000人に上りました。
二つ以上の仕事を同時に持つことを希望する人の数は、2015年9月に49万4000人でしたが、去年9月には50万2000人に上るなど、ここ2年間でおよそ4.5%増加しています。
年齢別で見ますと、「50歳以上」が全体の52%でもっとも多く、続いて「40代」23.3%、「30代」13.3%、「20代」10.6%などの順となっています。
現在務めている職場の業種を見ますと、「建設業」が12万2000人でもっとも多く、「教育関連・サービス業」が7万5000人、「宿泊・飲食業」6万1000人などとなっています。
これについて専門家は、現在の賃金水準や雇用形態などで不安を抱く人々が、複数の仕事を持つことを希望するものとみられると分析しています。