若者の就職難が深刻になっているなか、日本で就職した韓国人の若者の満足度が高いことがわかりました。
韓国貿易協会の東京支部が、ここ3年以内に日本で就職した韓国人の若者143人を対象にアンケート調査を行って、8日、結果を発表しました。
それによりますと、回答者の58%が、いまの職場に満足していると答えたということです。これに対して、「満足していない」は11%、「とても満足していない」は4%に過ぎませんでした。
また、「知り合いに日本での就職を勧めたい」と答えは人は、84.5%で、「今後の日本での就職の見通しは明るい」と答えた人は、70.9%でした。
ただ、回答者の多くは、「日本で就職後、初期の定着に様々な困難を経験した」と答えていました。
もっとも困難だったのは、「住まいの決定」で、続いて「日本語でのコミュニケーション」、「携帯電話の開通」、「生活用品の準備」などの順でした。
さらに、現地への定着に成功するために重要なのは、「本人の適正に合った職業の選択」がもっとも多く、「日本語能力」、「日本の暮らしや文化の理解」なども挙げられました。