ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の中核となる運営機関である執行理事会の議長に、はじめて韓国人が選出されました。
外交部が、16日 、ユネスコパリ本部で16日(現地時間)に開催された第203回ユネスコ執行理事会で、イ・ビョンヒョン駐ユネスコ大使が、2017-19年任期の執行理事会議長に選出されたと発表しました。
イ大使は、駐ユネスコ・イラン大使と競合の末、58か執行理事国から32票を得て当選しました。
ユネスコ執行理事会は、4年任期の58か国の理事国で構成されていて、ユネスコ事業や予算案を検討し重要な案件について議論する、ユネスコの中核となる運営機関です。
外交部によりますと、韓国人がユネスコ執行理事会の議長に当選したのは、1950年に韓国がユネスコに加入して以来はじめてだということです。
イ大使は、ソウル大学のフランス文学科を卒業し、1979年に、外交官登用試験の外務考試に合格し、外務部に入った外交官出身です。
外交部では、国際連合課長、駐フランス公使、駐ノルウェイ大使などを歴任し、2013年12月から国立国際教育院長を務め、2015年4月から駐ユネスコ大使を務めてきました。‘
韓国人がユネスコの中核運営機構のリーダーを務めることにより、ユネスコでの韓国の役割や発言力も拡大すると期待されています。