メニューへ 本文へ
Go Top

経済

世界人口の1%未満 世界の富の半分を所有

Write: 2017-11-17 11:09:18Update: 2017-11-17 11:09:18

2008年のグローバル金融危機以降、世界人口の1%未満の長者に富が集中する現象が進んでいることがわかりました。
スイス金融大手クレディ・スイスの調査部門が毎年発行している、世界の富に関する調査報告「グローバル・ウェルス・レポート(Global Wealth Report)」によりますと、ことし上半期末の時点で、世界の富は280兆ドルで、前年に比べて6.4%増えました。
世界の富とは、全世界の金融資産と不動産資産をあわせたものから負債を差し引いたものです。
また、世界人口の1%未満の人々だけで、世界の富全体の50.1%を所有しており、2008年の42.5%に比べて7.6ポイント増えています。
グローバルな金融危機以降、アメリカなどの主要国の量的緩和政策によって潤沢に供給された資金が、富裕層に流れていったことが伺える数値となっています。
100万ドル以上の資産を保有している人は、世界で3600万人で、去年より300万人増えました。世界人口のおよそ0.7%の人々が世界の富の半分に近い45.9%を所有していることになります。
このうち、アメリカ人が1530万人で最も多く、次いで、日本270万人、イギリス220万人となっています。中国は190万人で5番目で、韓国は68万6000人で10番目となっています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >