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経済

外形は成長 活力は衰える

Write: 2017-11-20 12:58:31Update: 2017-11-20 12:58:31

外形は成長 活力は衰える

韓国経済は堅調さを維持していますが、活力は少なからず衰えたとされています。
韓国は1997年末に通貨危機に陥り、IMF=国際通貨基金から資金支援を受けるなどしました。
通貨危機から20年、韓国経済は大きく成長しました。
通貨危機当時、204億ドルに過ぎなかった外貨準備高は、ことし10月の時点で3845億ドルで、世界で9番目です。
また、通貨危機当時の経常収支は102億9000万ドルの赤字でしたが、ことしは1~9月まで933億8000万ドルの黒字となっています。
世界3大格付け会社の韓国国債の格付けは、いずれも日本より2段階上となっています。
このように韓国経済は外形的には堅調さを維持していますが、一方では活力が衰えたとの指摘が出ています。
2010年以降、GDP成長率は2%台にとどまり、低成長が続いています。
今年は3%台に回復すると見られていますが、来年以降も3%台を維持するという保証はありません。
国内消費は回復しているというものの依然として不振で、一方で生産性も低調です。
IMFは最近、韓国の労働生産性はアメリカの50%程度にとどまっているとして、生産性の向上が至急の課題だと指摘しました。
経済専門家は、出生率の低下や高齢化による経済活動人口の減少が経済全般の活力喪失につながる恐れもあるとして、早期に対策を講じる必要があるとしています。

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