韓国の15歳の生徒は、ほかの生徒と協力し、グループで問題解決へ向かう能力がOECD加盟国のなかで2番目に高いことがわかりました。
OECD=経済協力開発機構は、2015年に加盟国と非加盟国など52か国・地域の15歳の生徒を対象に行った学習到達度調査(PISA)の「協同問題解決能力調査」の結果を21日、発表しました。
この調査は、2015年に初めて行われたもので、複数の生徒が、問題解決に至るために必要な知識・スキル・労力を出し合うことによって、問題解決に向けて取り組む個人の能力を評価するものです。
韓国からは5749人が参加。平均538点を獲得し、OECD加盟国のなかで2位となりました。
1位は日本でした。
性別には、OECD平均で女子が男子より29点高くなっていて、韓国の生徒は女子が男子を33点上回っていました。
教育部は、「暗記重視の詰め込み教育で、韓国の生徒は、創意工夫や問題解決能力が足りないとする批判を払拭する結果だ」と評価しています。