ことし第3四半期の家計負債が1400兆ウォンを超え、これまでで最も大きくなりました。
韓国銀行が22日に発表したところによりますと、第3四半期の家計負債はおよそ1419兆1000億ウォンで、前の四半期に比べて22%増加しています。これは、韓国銀行が関連の統計を取り始めた2002年以降、最も大きいものです。
家計負債が急増したことは、住宅取引の増加で住宅担保ローンが増えたことが影響したものとみられます。特にことし8月に政府が住宅担保ローンの基準を厳しくして不動産規制を強化する政策を発表する前にローンを組もうとする需要が集中したことが住宅ローン急増の背景にあります。
また、ことしに開業したインターネット専用銀行「カカオバンク」などからの個人融資が増えたことも影響したとみられています。
韓国銀行が近く政策金利の引き上げに踏み切るものとみられている中、莫大な家計負債が韓国経済の重荷としてのしかかっていることが浮き彫りとなっています。