韓国南西部全羅北道(チョンラブクド)高敞(コチャン)郡で高病原性鳥インフルエンザが発生し、感染の拡大が懸念されているなか、ソウル市が動物園などの防疫活動に総力を傾けています。
ソウル市は20日、市長が率いる「ソウル市鳥インフルエンザ災害安全対策本部」を立ち上げ、鳥インフルエンザの感染拡大の防止に向けて取り組んでいます。
まず、ソウル大公園の動物園の鳥類の展示を今月20日から、中止しました。
ソウルこども大公園の動物園も鳥類の展示を一部中止し、消毒活動を強化しています。
ソウル大公園の動物園とソウルこども大公園の動物園では、合わせて1374羽の鳥を飼っています。
一方、漢江などの渡り鳥飛来地に対しても、消毒回数を週1回から2回にを増やしました。
ソウル市は、「保健環境研究院が動物園や漢江などから鳥のふんを採取して、検査を行っている。これまでの結果は、すべて陰性だった」と説明しています。
ソウル市には大規模な家禽類の飼育農場はありませんが、56か所で880羽を飼育しています。