対外債権から対外債務を差し引いた対外純債権がこれまででもっとも多くなりました。
韓国銀行が23日、発表したことし9月末の暫定の国際投資対照表によりますと、対外純債権は、前の四半期に比べて243億ドル増えて4474億ドルと、これまででもっとも多かったということです。
これは、対外債権が261億ドルに増えて過去最高の8565億ドルとなったためです。
これに対して対外債務は、18億ドル増えて 4091億ドルにとどまりました。
韓国の対外純債権は2012年7月から9月期から増加が続いています。
韓国銀行は、アメリカの利上げの可能性から、外国人投資家が資金を引き揚げることが懸念されるなか、対外純債権の増加は、前向きな動きだとみています。
統計庁は、「対外債権の増加に支えられ、対外債務の健全性や支給能力の指標は健全な水準が続いている」とコメントしました。