アメリカ・サンフランシスコ市のエドウィン・リー市長が、現地時間の22日、市内の公園に設置されている慰安婦像の寄贈を公式に受け入れる文書に署名したと、共同通信が23日に伝えました。
この慰安婦像は、中国系アメリカ人による市民団体「慰安婦正義連帯(CWJC)」が主導し韓国系団体も協力する形で設置が進められ、9月にサンフランシスコ市内の中華街にあるセント・メリーズ公園に設置されました。サンフランシスコ市議会は、今月の14日、市民団体からこの慰安婦像の寄贈を受け入れる決議を採択し、22日にリー市長がこれを承認しました。
サンフランシスコ市と姉妹都市関係の大阪市は、これに反発し、1957年に結んだ姉妹都市提携を解消することにしました。
安倍首相も、前日、サンフランシスコの市議会の決議採択に遺憾の意を示し、日本政府がリー市長に拒否権の行使を求めたと発表しました。
像は、背中合わせに立った3人の少女が手をつないでいて慰安婦被害者のキム・ハクスンさんが少女たちを見つめているデザインで、「女性の強さの柱」というタイトルがついています。
また、碑文として「1931年から1945年まで、韓国と中国などアジア・太平洋13か国の女性と少女数十万人が日本軍によりいわゆる『慰安婦』として連衡され苦痛を強いられた」という文言と「私たちは、第2次世界大戦中に行われた苦痛の歴史がいつか忘れられてしまうことが最も怖い」という、慰安婦被害者の遺言が刻まれています。