スリランカのシリセナ大統領が28日、国賓として韓国を訪れました。
大統領府青瓦台によりますと、スリランカ大統領が韓国を訪れるのは、2012年以来で、シリセナ大統領の韓国訪問は、今回で5回目となるということです。
また、文在寅(ムン・ジェイン)政権発足以来、外国の首脳が国賓として韓国を訪れるのは、アメリカとウズベキスタン大統領に続いて3人目です。
シリセナ大統領は28日午前、韓国に到着し、最初の日程として、ソウル市鍾路(チョンノ)区にある韓国最大の仏教宗派、大韓仏教曹渓宗の総本山・曹渓寺を訪れ、出迎えた文大統領と対面しました。
両首脳は、大雄殿(テウンジョン)を参拝したあと、歓談しました。
スリランカは、人口の70%が仏教徒で、韓国とは、仏教で千年以上交流を続けてきたとされます。
シリセナ大統領は29日、文大統領が青瓦台で開く公式歓迎式に出席したあと、首脳会談に臨みます。
会談では、北韓の核問題をはじめ、外交・安全保障の懸案や、高官級交流の拡大、それから、経済、国防、海洋、農業、科学・技術、文化・観光などでの交流・協力の拡大について議論するとみられます。
韓国とスリランカは、ことしで国交樹立から40年となります。