韓国の海運会社どうしの競争が激しくなり問題とされている韓日航路と東南アジア航路に対し、構造調整が行われます。
海洋水産部と韓国船主協会によりますと、国内コンテナ船会社は、韓国海運連合(KSP)を通じて韓日航路と東南アジア航路から合計7隻の船舶を撤退する予定です。
これは、ことしの8月に海運会社14社が結成した韓国海運連合が上げた初の成果になります。
韓国海運連合に加盟している海運会社間の合意により、釜山と博多・門司を行き来する韓日航路は、これまで海運会社5社が8隻の船舶を運航していましたが、これから4隻に減ります。
また、韓国とタイを行き来する東南アジア航路は、従来の8本から7本に減り、船舶3隻が撤退されます。
そして、新しい統合航路(KST)が開設され、仁川-釜山-ホーチミン-バンコクなどを運航します。
韓国海運連合の関係者は、これについて、「来年1月中旬頃、船舶の撤退とともに新しいサービスが始まるようにする予定。海運会社、船舶など、詳細を迅速に確定し、運航に差し支えがないようにしたい」と述べました。
韓国海運連合の加盟社は、今後もベトナムハイフォン航路など、重複する路線を構造調整し、航路の合理化を図るとともに、新規航路も積極的に発掘していく計画だということです。