韓国政府は、来年1年間、深刻な食糧不足に悩まされている開発途上国を対象に、人道支援として合わせて5万トンのコメを援助する計画を明らかにしました。
農林畜産食品部は、来年、開発途上国に人道目的でコメなどの食物を提供する国連の｢食糧援助協約(FAC)｣の締約国に韓国が加わることが、国会の本会議で可決したと3日、発表しました。
｢食糧援助協約｣は、紛争や災害などによって深刻な食糧不足に悩まされている開発途上国を対象に、人道支援として長期的な食糧援助を行うためのもので、日本やアメリカ、EU=欧州連合など14か国と地域が締約国となっています。
｢食糧援助協約｣の締約国に加わることにともない、韓国は来年1年間で合わせて5万トンのコメを開発途上国に援助する予定です。
これについて農林畜産食品部は、援助の対象となる国の選定や具体的な支援方法などについて、外交部などの関係機関と協議を進める方針を明らかにしています。