韓国西部の仁川沖で3日午前6時過ぎ、釣り船が給油船と衝突、転覆する事故が起きました。
釣り船には22人が乗っていましたが、これまで13人の死亡が確認され、2人は行方不明となっています。
海洋警察は行方不明者の捜索を続ける一方、釣り船に衝突した給油船の船長ら2人を業務上過失致死の疑いで逮捕し、事故原因を調べています。
海洋警察が給油船の航跡を確認した結果、事故現場付近で速度を上げたことが確認されました。
ただ、釣り船には航跡を確認するための機器が設置されておらず、航跡は確認されていません。
生存者は、給油船が釣り船の後部に強く衝突、釣り船が転覆したとしています。
2014年のセウォル号転覆事故では政府の対応の遅さが問題となったこともあり、政府は事故に迅速に対応、文在寅大統領が危機管理センターで対応を協議、行方不明者の捜索に力を入れるよう指示しました。