韓国空軍とアメリカ空軍が今月4日から行っていた、これまで最大規模の定例合同軍事演習が9日、終了しました。
今回の演習には、アメリカ軍およそ1万2000人が参加し、アメリカ軍のステルス戦闘機F22とF35をはじめ、両国空軍が航空機230機あまりを投入しました。
なかでも最強の戦闘機と呼ばれるアメリカのステルス戦闘機「F22」は、一度に6機が韓半島上空に展開されるなど、ステルス機だけで24機が投入されました。
ステルス戦闘機は、敵のレーダー網をくぐりぬけて精密に目標を攻撃できるため、レーダー網が弱いとされる北韓が最も恐れている戦力の一つです。
さらに今回の演習には、大量の爆弾やミサイルを搭載できる戦略爆撃機のB1Bも加わりました。
F22とB1Bが韓半島に同時に展開されたのは、今回が初めてです。
今回の演習は、北韓が先月29日に大陸間弾道ミサイルを発射したあと初めて行われ、北韓を強くけん制する形となりました。