中国の東北地方や内モンゴルの砂漠からの砂ぼこりが、おもに春の間、強い風によって飛来してくる黄砂が、ことし11月の間、ソウル市で3回観測されたことがわかりました。
気象庁によりますと、ソウル市では、11月の8日、11日、22日の3回、黄砂が観測されました。
おもに春の間に観測される黄砂が、秋の11月に3回以上観測されたのは、1915年に観測を始めて以来、2010年に続いて2度目です。
これについて専門家は、黄砂は湿気の多い夏以外の季節はいつでも発生する可能性があり、ことしの秋は、黄砂の発生地の気温が高く、空気も乾燥していたため、黄砂が発生したものとみられると説明しています。