全羅南道(チョンラナムド)霊巌(ヨンアム)郡のアヒル飼育農場で検出された鳥インフルエンザのウイルスが、感染力の強い高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N6型であることがわかりました。
農林畜産食品部が11日、発表したところによりますと、霊巌郡のアヒル飼育農場で検出された鳥インフルエンザウイルスは、精密検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N6型であることが確認されたということです。
ことしの冬に、渡り鳥ではなく家きん類の飼育農場で鳥インフルエンザウイルスが確認されたのは、全羅北道(チョンラブクド)高敞(コチャン)に続いて2件目で、渡り鳥からの検出を含むと5件目となります。
今回感染が確認されたアヒル飼育農場は、アヒルの産卵率が急激に下がったとして、今月10日、防疫当局に届け出ていました。
農林畜産食品部によりますと、この農場からアヒルの雛を供給されたほかの農場では、異常が見つかっていないということです。
平昌冬季オリンピックを2か月後に控えているだけに、防疫当局は、感染拡大の防止に総力を傾けています。
この農場から半径3キロ内の家きん類7万6000羽を殺処分したのに続いて、感染を遮断する防疫活動を強化しています。