日本軍慰安婦問題をめぐる韓日合意について検証を進めてきた外交部直属の特別チームは、今月末に検証結果をまとめた報告書を発表することにしました。
特別チームは7月末に設置され、2015年末の慰安婦問題をめぐる韓日合意の交渉過程や合意内容などについて検証してきました。
報告書には、日本政府が拠出した10億円の意味、不可逆的解決という言葉が合意に含まれた背景、慰安婦像について論議された理由などが盛り込まれるということです。
外交部の関係者は、検証結果を総合的に判断し、検証結果発表から1、2カ月後に政府の対応を発表するとしました。
政府の対応は2月の平昌冬季オリンピックが終わったあとに発表される見通しです。
韓国政府が即時に対応を発表しないのは、韓日関係に及ぼす影響などを考慮したためだとされています。
一方、政府のこうした措置については、「慰安婦合意の再交渉」を掲げていた文在寅政権の立場から後退したとの指摘も出ています。