ソウルの梨花女子大木洞病院で16日、集中治療室の保育器に入っていた新生児4人が相次いで死亡する事故が起きました。
午後5時44分ごろ新生児1人が心停止となって死亡、午後7時23分と9時、9時8分にもそれぞれ1人が心停止になって死亡しました。
死亡した4人はいずれも未熟児で、死亡原因は分かっていません。
同じ集中治療室にいた12人の新生児はほかの病院に移されました。
病院の関係者は、「4人がほぼ同時に心停止で死亡するのは異例なこと」としたうえで謝罪しました。
警察は死亡した新生児に投与されたく薬などを回収して分析しており、国立科学捜査研究院は、ウイルスによる感染、保育器の誤作動、医療過失など、すべての可能性を念頭に、解剖を通じて死因究明に努めるとしています。
一方、疾病管理本部は18日、死亡当日に実施した血液培養検査で、4人のうち3人からウイルスに感染した疑いがある兆候を確認したと発表しました。