文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、日本を訪れている康京和(カン・ギョンファ)外交部長官を通じて安倍晋三首相にメッセージを伝えました。
外交部は、康長官が19日、安倍首相を表敬訪問し、未来志向の韓日関係の発展に向けた意志が込められた文大統領からのメッセージを口頭で伝えたとして、メッセージの内容を明らかにしました。
それによりますと、文大統領は、「両国間には歴史問題からはじまる困難な問題があるが、緊密な意思疎通を通じて賢明に克服していくことを望む」と述べたということです。
また、文大統領は「1998年10月に当時の金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相が韓日パートナーシップ共同宣言を発表してから20周年となる来年、両国がともに新たな未来を切り開くことを期待する」と強調しました。
さらに、「韓日関係の発展に向けて、今後も首相と緊密な意見交換を続けていくことを望む」としたうえで、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックのときに平昌で会えることを、また韓日中首脳会談が早急に開かれ、日本で会えることを期待すると伝えました。