韓国中部の忠清北道(チュンチョンブクド)堤川(ジェチョン)にある8階建て複合商業ビルで21日午後、火災が発生し、29人が死亡、29人がけがをしました。
このビルには、サウナやスポーツセンター、レストランなどが入っており、消防当局によりますと、犠牲者の多くは、2階の女性用サウナに集中し、大量の煙と有毒ガスが入り込んで死亡したものとみられます。
火元は、ビル1階の駐車場に停められた車両と見られており、あっという間にビル全体に火が広がりました。
ビル周辺に停められた車で火災現場まで入るのに時間がかかり、初動対応が遅れたようです。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、22日午後、事故現場を訪れ、対応に万全を期すよう指示しました。