韓国では外国人観光客を対象にした付加価値税・個別消費税の「即時還付制度」があり、韓国を訪れた外国人観光客が、市内の事後免税店で買い物をしたとき、その場で付加価値税と個別消費税を還付してもらえるようになっていますが、還付してもらえる一度の購入金額の上限が20万ウォンから30万ウォンに拡大されます。
こうした内容を盛り込んだ「外国人観光客などに対する付加価値税および個別消費税特例規定の一部改正令案」が26日の閣議で議決されたということです。
改正令は、公布と同時に施行されます。
「即時還付制度」は、外国人が市内の事後免税店で小額の免税品を購入する際に、その場で付加価値税と個別消費税の還付を受けられるようにした制度で、2006年に導入されました。この制度により、一度税金を支払い、空港などの窓口で還付を受けるわずらわしい手続きが省かれます。
企画財政部の関係者は、「その場で還付が受けられる購入金額の限度が上げれば、外国人旅行客がより便利に買い物できるようになり、韓国での消費が増える効果が期待される」としています。