来年も日本が韓国で人気の高い旅行先になる見通しだという調査結果が出ました。
旅行価格比較サイトの「スカイスキャナー」が27日にまとめた調査結果によりますと、ことしの７月１日から11月30日まで、韓国の旅行客が来年の海外旅行の日程を検索した内容を分析したところ、日本についての検索量が最も多かったということです。
日本は全体検索量の20%を占め、次にベトナムが9%、アメリカとフィリピンがそれぞれ6%を占めていました。
都市別の集計でも、大阪が最も人気が高く、その次は、ベトナムのダナン、東京、福岡、タイのバンコクの順で、全般的に日本の都市が人気でした。
一方、スカイスキャナーは、従来の人気旅行地に比べてまだあまり知られていない小都市への関心が高くなっていると分析しています。
ことし全体の検索量に占める割合が最も増加した地域・都市は、北九州（2216%）、ベトナム・ハイフォン（1499％）、熊本（792％）、カナダ・ケベック（650％）、静岡（390％）などの順でした。
一方、これまで人気が高かった大阪は、ことしの航空券検索で、全体の検索量に占める割合が去年より21％減っています。
スカイスキャナーは、これについて「最近格安航空会社（LCC）を中心に、日本の小都市への就航を拡大しており、定番の旅行先から離れて、個性のある地域に目を移す旅行者が増えている」と説明しています。