韓米FTA=自由貿易協定の見直しに向けた再交渉が来月5日、公式に始まることになりました。
韓国とアメリカは来月5日、アメリカ・ワシントンで1回目の再交渉会合を開くということです。
会合には、首席代表として韓国から産業通商資源部通商政策局長、アメリカから通商代表部代表補がそれぞれ出席します。
今回の会合では、アメリカ優先主義を掲げるトランプ政権が、自動車や農畜産物など各分野の見直しを求めながら、強い圧力を加えるとみられ、韓米間での駆け引きが避けられない見通しです。
なかでも、ことし6月の韓米首脳会談で、トランプ大統領が代表的な不公正貿易として自動車分野を挙げたことから、アメリカは、自国の自動車産業に有利な方向に交渉を導くため注力するとみられます。
これに対して韓国政府は、相互利益の向上と利益の均衡という原則にもとづいて、アメリカ側の要求に相当する韓国側の要求も押し通す一方、、農畜産物などデリケートな分野については、積極的に保護する方針です。