ソウル外国為替市場ではことし最後の取引が行われた28日、ドルに対するウォンの相場が再び今年に入ってからの最高値を更新しました。
28日のソウル外国為替市場で、ドルに対するウォンの相場は、1ドル＝1070ウォン50銭で、前日に比べて3ウォン60銭のウォン高となり、ことしに入ってからの最高値となりました。
これは、2015年4月29日以降では、最も高くなっています。
去年の最後の取引日の1207ウォン70銭に比べると、ことし１年間で140ウォン近くウォン高が進んでいます。
ウォン高の背景には、ドル安が進んでいることや国内外の景気が好調なことがあります。
市場では、来年はじめにもウォン高ドル安は続くというのが大方の見方となっています。
韓国経済研究院は、年平均の為替レートが、ことしの1ドル＝1110ウォンから来年は1ドル＝1075ウォンになると予想しています。
韓国投資証券は、「1ドル1050ウォン台までウォン高ドル安が進んだ後、ウォン安ドル高に転じるだろう」という見方を示しています。
一方、28日の韓国株式市場の総合株価指数は2467.49で取引を終え、前日に比べて1.26％上昇しました。
年間上昇率は21.76％で、2009年以降では最も高くなっています。
時価総額は史上初めて1600兆ウォンを突破し、1606兆ウォンとなっています。
店頭市場のコスダックも、ことしに入ってからの最高値となる798.42で取引を終えました。来年の株式市場は、1月2日午前10時に開場します。