ソウルなど首都圏は、29日に続いて30日も大気中の微小粒子状物質、PM2.5の濃度が高く、ソウル市、仁川市、京畿道は工事現場や廃棄物焼却場に対して、煙の排出量を減らすよう指示しました。
ソウルなど首都圏では、28日から上空の大気が停滞する現象に加えて中国からのPM2.5の流入が続いています。このためソウルの大気中のPM2.5の平均濃度は30日午前に111となり、非常に悪い状態が続いています。
ソウル市などは、PM2.5の濃度が2日連続で「悪い」と判断された場合、自家用車の通行をナンバープレートの末尾の数字で制限するほか、工事現場の操業時間の短縮や廃棄物焼却場の作業量を減らすなどの非常低減措置をとっています。
30日は土曜日のため、車の通行制限はとられませんでしたが、ソウル市、仁川市、京畿道は、大気汚染物質の排出事業場およそ80か所と、500あまりの工事現場に対して非常低減措置をとるよう指示しました。