第2野党「国民の党」が行った、第3野党の「正しい政党」との統合の賛否を問う党員投票で、回答者の70％以上が統合に賛成し、両党は本格的な統合に向けた手続きに入ることになりました。
「国民の党」は、先月27日から30日までの4日間にわたって、「正しい政党」との統合の賛否を問う党員投票を行い、その結果、回答者の74.6％が統合に賛成し、統合と同時に問われた安哲秀（アン・チョルス）代表の再信任も決まりました。
この結果を受けて、安哲秀代表は先月31日に記者会見し、「合理的な進歩勢力が追求する改革、新しく生まれ変わろうと努力する保守勢力が一つになった‘改革政党’をつくる」と強調しました。
「正しい政党」の劉承旼（ユ・スンミン）代表も、投票結果を受けて歓迎の意を表明しました。
統合までには1か月くらいかかる見通しで、国民の党は今月28日頃に統合を完了する全党大会を開催することを検討しているもようです。
統合が順調に進めば、6月に行われる地方選挙で、統合政党から候補を出すことになり、国会における政党の勢力図が大きく変わることが予想されています。
世論調査会社のリサーチアンドリサーチによりますと、先月29〜30日にかけて成人男女1500人を対象に行った世論調査で、「国民の党」と「正しい政党」が統合すれば、6月の地方選挙でどの政党に投票するのかを尋ねたところ、「統合新党」と答えた人が保守系野党「自由韓国党」を上回り、与党「ともに民主党」に次いで2番目に多かったということです。