文在寅(ムン・ジェイン)大統領の就任した年の最後の世論調査での支持率は68.5%となっています。
世論調査会社のリアルメーターが1日発表したところによりますと、先月26日から29日にかけて全国の成人男女2000人あまりを対象に調査で、文在寅大統領の支持率は、前の週より1.4ポイント下がった68.5%でした。
不支持率は0.1ポイント下がり、25.0%でした。
リアルメーターは、「文大統領の支持率は、大統領秘書室長の中東派遣などをめぐる疑惑拡大からやや低下したが、旧日本軍慰安婦問題をめぐる2015年末の韓日合意など朴槿恵(パク・クネ)前政権が進めた政策の検証結果の発表や文政権初の恩赦実施を受けてやや持ち直した」と分析しています。
文大統領の支持率を月別にみますと、就任した去年5月が82.0%で最も高く、8月までは70%台を維持したものの、北韓が6回目の核実験を実施して以降、9月と10月はそれぞれ68.0%と初めて70%を割り込みました。アメリカのトランプ大統領が韓国を訪問したほか、悪化していた韓中関係回復への期待が高まった11月には71.2%まで持ち直していました。