慰安婦問題をめぐる韓日政府間合意への対応方針発表を前に8日、ソウルで韓日局長級会議が開かれます。
外交部が5日明らかにしたところによりますと、韓国外交部のキム・ヨンギル東北アジア局長と日本外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が8日ソウルで会談し、両国の懸案について話し合うということです。
文在寅（ムン・ジェイン）大統領は10日に新年の内外記者会見を行う予定で、ここで慰安婦問題をめぐる韓日政府間合意への対応方針を発表するとみられており、韓日局長会議ではこの問題に関する意見交換が行われる見通しです。
これとは別に、北韓の核問題をめぐる6か国協議の日本首席代表でもある金杉憲治アジア大洋州局長は、韓国首席代表の李度勲（イ・ドフン）韓半島平和交渉本部長とも会って、北韓の金正恩（キム・ジョンウン）労働党委員長の新年の辞を受けた、韓半島情勢などについて意見を交わす予定です。
会談では、9日から始まる南北高官級会談に向けた韓国政府の立場を説明し、北韓への対応で両国が緊密に連携する方針を確認するものとみられています。