韓国と北韓は、9日、高官級会談を開き、平昌冬季オリンピックに北韓の選手団や政府高官らが参加することや、軍事当局会談を再開することで合意しました。
およそ2年ぶりに開かれた南北高官級会談は、南北軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で9日、およそ11時間にわたって断続的に行われ、午後8時過ぎ、3つの合意内容をまとめた共同報道文を採択して終了しました。
それによりますと、平昌冬季オリンピックに北韓の選手団をはじめ、政府高官や応援団、芸術団、参観団などを派遣することにし、今後、実務協議を開くことにしています。
また韓半島の軍事的緊張状態を解消するため、南北軍事当局会談を開催することで合意しました。
さらに南北関係をめぐるすべての問題を当事国の南北が対話と交渉を通じて解決するとし、今後もさまざまなレベルの会談を行うということです。
一方、韓国側が提案した2月中旬の旧正月のソルナルに合わせた離散家族の再会行事については合意に至らなかったもようです。