大学卒業者の去年の失業率が、高校卒業者を初めて上回り、高学力者の就職の難しさが浮き彫りとなりました。
統計庁が13日に発表した「2017年の失業率」によりますと、大学以上の学力をもっている人の失業率は4%で、高校卒業者の3.8%を0.2ポイント上回ったということです。
大学卒業者の失業率が、高校卒業者を上回ったのは2000年に失業率の統計を取りはじめて以来初めてです。
これについて、統計庁は、大学に進学する人が年々増えて、社会全般の学力が高くなった一方、大学卒業者が好むような良質な就職先は不足し、需要と供給が不均衡になっているものとみています。