韓国のベンチャー企業が去年、輸出で得た金額は、一昨年に比べて9.9%増え、過去最大となりました。
ベンチャー企業は、技術力が高く、成長が見込まれて政府が支援する中小企業で、韓国貿易協会が19日、発表したところによりますと、去年の輸出額は一昨年に比べて9.9%増えて198億5000万ドルに達し、過去最大を更新しました。
ベンチャー企業の年間輸出額は、2012年と2013年に2年連続で減少しましたが、その後は増え続け、一昨年2016年には180億5600万ドルを記録しました。
去年は一昨年よりもさらに好調でしたが、10月から12月にかけての第4四半期にやや停滞しています。
輸出先は、中国、ベトナム、アメリカの順に多く、主な品目は、計測器・制御分析機器、半導体製造装置、フラットパネルディスプレー製造装置などです。
しかしことしは、ウォン高と、最大輸出先の中国での現地生産が増えるなどで、輸出高が減るのではないかと心配されています。