経済の成長に比べて、国民の消費は伸び悩んでいることがわかりました。
韓国銀行によりますと、2016年の家計の最終消費支出は690兆6000億ウォンでした。
家計の最終消費支出は、10年前の2007年は582兆4000億ウォンでしたが、ここ10年間、年平均で1.91%ずつ増加しています。
その反面、ここ10年間の韓国の経済成長率は年平均で3.33%に上っており、経済成長に比べて国民の消費は伸び悩んでいるということです。
一方、政府による消費や支出は、2016年現在、221兆2000億ウォンに上り、ここ10年間で毎年3.71%ずつ増加しています。
これについて専門家は、安定した雇用の実現が厳しい状況のなか、老後に対する不安などで消費を控える人が増えているので、雇用の促進や年金制度の整備などを通して国民の消費を促していく必要があると指摘しています。