アメリカの国際貿易委員会が太陽光パネルの輸入が国内産業に悪影響を与えているとして、セーフガード(緊急輸入制限)を発動するようトランプ大統領に勧告するなど、保護貿易主義が拡大していることを受けて、韓国とヨーロッパ連合が共同で対応していくことになりました。
ベルギーのブリュッセルで19日、韓国・EU貿易委員会の会合が開かれ、韓国・EU自由貿易協定や通商分野の協力拡大などについて協議しました。
双方は、発効から6年となった自由貿易協定について、昨年の韓国とEUの貿易額は1113億ドルで自由貿易協定発効以前より20%以上拡大したとして、高い水準の市場開放が実現したと評価しました。
また、アメリカの国際貿易委員会が太陽光パネルについてセーフガードを発動するようトランプ大統領に勧告するなど、保護貿易主義が拡大していることについて、共同で対応していくことになりました。
韓国産業通商資源部の関係者は、G20やASEM(アジア欧州会議)などの多国間の経済通商会議でも保護貿易主義の拡大に共同で対応していくことにしたと説明しました。