韓国語や韓国学の講座を開設している海外の大学や研究所がこの10年間で2倍に増えたことがわかりました。
政府系の韓国国際交流財団によりますと、韓国語や韓国学の講座を開設している海外の大学や研究所は、2007年に55か国に632か所あったものが、2017年には105か国に1348か所と2倍以上に増えたということです。
大陸別には、北東アジアが2倍近く増えて699か所ともっとも多く、ヨーロッパ146か所、北アメリカ142か所、東南アジア132か所、ロシア・中央アジア80か所、ラテンアメリカ71か所、アフリカ中東39か所、西南アジア・大洋州が39か所といずれも大きく増加しました。
国別には、中国が41か所から271か所に、アメリカが91か所から128か所に、日本が335か所から371か所に増えました。
海外での韓国語能力試験の応募者数は、1997年に2692人だったものが2016年には7万2295人とおよそ30倍に増えました。
こうした現象は、韓国の国際的な地位の向上、韓流の拡大などによるものと財団は見ています。
また、北東アジアに関する研究がこれまでは中国や日本に偏っていましたが、韓国のウェートが次第に高まっていることも背景にあると分析しています。