中国の軍用機1機が29日午前、韓国の防空識別圏に進入したことがわかりました。
合同参謀本部が29日、明らかにしたところによりますと、中国の軍用機1機が29日午前9時半ごろ、済州島の南の岩礁、離於(イオ)島付近の防空識別圏に進入したということです。
この軍用機は、「Y-8」系列の輸送機または電子戦機とみられ、9時55分ごろ韓国の防空識別圏から抜けて日本の防空識別圏を飛行したあと、午後2時5分ごろ中国に向かったということです。
合同参謀本部は、韓国空軍はこの軍用機が防空識別圏に近づいてきていることをとらえ、戦闘機を緊急発進させ、中国に向かうまで、警戒監視飛行したと説明しました。
中国の軍用機は、去年12月18日に、爆撃機や戦闘機など5機が韓国の防空識別圏に入っています。