韓国でいわゆる「キャンドルの革命」により朴槿恵(パク・グネ)前大統領が弾劾されたことを受け、グローバル調査機関で集計している韓国の民主主義ランキングが4ランク上がりました。
イギリスの時事週刊誌「エコノミスト」付設の調査機関、「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」がまとめた民主主義ランキングで、韓国は、2017年に20位となり、前年度の24位より順位が4ランク上がりました。韓国の民主主義点数は10点満点のうち、総点8点でした。
EIUは、これについて「当時収賄罪などの疑いがもたれていた朴槿恵大統領が市民運動により結局弾劾された」と説明しています。
今回韓国の民主主義順位が上がりましたが、まだ「完全な民主主義(full democracy)国家」とされる19か国の中には入れませんでした。
韓国はまだ「欠陥のある民主主義(flawed democracy)国家」と分類されていますが、先進国の中では、日本(24位、総点7.88点)、フランス(29位、総点7.80点)より高い順位です。
EIUが完全な民主主義国家と認めている国は、8.01点以上のノルウェー、スイス、カナダ、イギリス、ドイツを含む19か国のみです。
一方、1位は、9.87点のノルウェーで、最下位は、167位で総点1.08点の北韓でした。