平昌冬季オリンピックを数日後に控えているなか、韓国とアメリカが、通常より規模を縮小して大量破壊兵器除去訓練を行ったことがわかりました。
韓国軍当局が1日、明らかにしたところによりますと、アメリカ軍と韓国軍は最近、アメリカ軍基地などで北韓の大量破壊兵器を除去することを想定した訓練「ウォーリアー・ストライク」を実施したということです。
韓米は、日増しに高まっている北韓の核やミサイルの脅威に対応するため、この訓練を定期的に行っていますが、今回は、通常より規模を縮小して実施したとされます。
規模の縮小について、平昌冬季オリンピックをめぐって南北間でつくられている対話ムードを意識したものという見方が出ています。
韓米両国は、平昌オリンピック期間中には合同軍事演習を行わないことにしているため、この訓練がオリンピック前の最後の訓練になりそうです。