結婚していない女性が一人で出産し子どもを育てるシングルマザーになっても、社会的な偏見にさらされずに子育てができるよう、政府が支援対策づくりに乗り出しました。
大統領直属の「少子高齢化社会委員会」は、7日、「家族の形を問わず、子どもとともに幸せに暮らせる世界」を目標に、関連部署や専門家とともに「家族多様性タスク・フォース(TF)」を構成し、活動を始めると発表しました。
委員会は、背景について、最近一人で子どもを出産した大学生が「捨てられた赤ちゃんを見つけた」と、うその通報をした事件に触れるとともに「韓国社会の家族の形は一人親、非婚同棲、養子縁組などと、ますます多様化しているが、まだ社会的認識は追いついていない。このような問題を根本から解決するために家族、女性、シングルマザー、養子縁組などの各分野の専門家が参加するTFを結成することになった」と説明しています。
TFは、今年上期に、国民にとって実感できるような対策をつくる予定です。中長期的な法令、制度などの改善案は今年下期に見直される予定の「少子高齢化社会基本計画」にも反映されます。