北韓が8日に実施した軍事パレードに、短時間で発射が可能な固体燃料式の新型短距離弾道ミサイルが含まれていたことがわかりました。
アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学の北韓分析サイト「38ノース」は8日、北韓が8日の軍創建70年の記念日に行った軍事パレードで固体燃料式の新型短距離弾道ミサイルが初登場したとする分析を出しました。
38ノースは、新型ミサイルの形や大きさなどから、核弾頭を搭載できる射程400キロのロシアの戦術ミサイル「イスカンデル」を基盤にしたものと推定されるとしています。
また、韓国軍の短距離ミサイル「玄武2」とも共通点があり、北韓の短距離ミサイル「KN02」より飛距離がやや長いとみられるということです。
そして、北韓がアメリカ本土を射程に収める新型大陸間弾道ミサイルを4基しか公開しなかったのは、移動式発射台の製造が遅れている可能性が高いと推定したほか、中距離弾道ミサイル「ムスダン」が登場しなかったのは、開発が凍結されたためとする分析を出しました。