日本を訪れた韓国人観光客が、去年、初めて700万人を超え、過去最多となりました。
日本政府観光局(JNTO)によりますと、去年、日本を訪れた韓国人は714万200人で、おととしに比べて40.3%増えました。
これは中国人に次いで2番目に多く、増加率は最も大きくなっています。
このように日本を訪れる韓国人が増えたのは、中国が、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国への配備に反発して、韓国に対して経済や文化面で報復措置を取ったことを嫌って、それまで多かった中国旅行の需要が日本に向かったものと分析されています。
北京の消息筋によりますと、韓国政府の非公式統計で、去年、中国を訪れた韓国人は452万人で、おととしに比べて13%減りました。
去年、日本を訪れた外国人は2869万900人で、おととしに比べて19.3%増えました。
このうち、中国人は735万5800人で、15.4%増えました。
一方、韓国銀行によりますと、中国当局が韓国旅行を規制したことなどから、去年韓国を訪れた中国人観光客は417万人で、おととしに比べて48.3%減ったということです。