韓国と北韓の当局者が昨年秋から年末にかけて平壌で接触したと朝日新聞が18日付で報じました。
それによりますと、韓国と北韓の当局者が昨年秋から年末にかけて、少なくとも２回、平壌で接触したということです。
朝日新聞は、接触はオリンピックを契機に関係を改善したい韓国側が求めたもので、韓国側当局者が昨年11月以降、中国北京を経由して平壌を訪れ、北韓のオリンピック参加問題を協議したと報じました。
北韓はオリンピック参加の条件として韓米合同軍事演習の中止を求めたということです。
韓国側は演習の中止には応じませんでしたが、韓米軍当局間で演習をオリンピックが終わったあとに延期する方向で調整が進み、結局、北韓はオリンピック参加を決めたということです。
また、韓国側は北韓の高位級代表団の派遣を要請しましたが、金正恩労働党委員長の妹の金与正（キム・ヨジョン）氏の派遣は北韓側が先に提案したということです。
韓国政府は北韓との接触についてアメリカにも説明したということです。
一方、大統領府青瓦台の関係者は北韓当局者との接触について、「認知していない」としました。