アメリカのゼネラル・モーターズ傘下の韓国GMが先週、韓国南西部の群山工場を閉鎖する方針を発表し、韓国政府の対応に関心が寄せられています。
韓国GMは株式の17%を保有する韓国産業銀行の投資など韓国政府の金融支援を求めているとされています。
これに関連して韓国産業銀行は韓国GMの経営に関する資料の提出を求めましたが、韓国GMは資料の提出を拒否しているということです。
韓国産業銀行は、韓国GMが2013~16年にかけてゼネラル・モーターズの関係会社に市場金利を上回る4620億ウォンの利子を支給したこと、2014~16年にかけて累積赤字より多い1兆8580億ウォンを研究開発費として支出したことなどについて資料の提出を求めているということです。
韓国の政府関係者は、韓国GMへの金融支援の可否は残る事業への新規投資に関するGMの判断にかかっているとしましたが、群山工場が閉鎖されると従業員2000人余りが仕事を失い、下請け会社の連鎖倒産も予想され、今後の対応に関心が寄せられています。