朝日新聞が18日付で韓国と北韓の当局者が昨年秋から年末にかけて平壌で接触したと報じたことについて、大統領府青瓦台の報道官は誤報だとして訂正を求めました。
青瓦台の報道官は19日の定例記者会見で、「爪先ほどの真実も含まれていない」としたうえで、朝日新聞が報じたように昨年秋から南北の接触が続いていたなら文在寅大統領が「奇跡のように南北の対話が実現した」と表現しなかったはずだと指摘しました。
また、韓国を訪れた北韓の金永遠南(キム・ヨンナム)常任委員会委員長が10日に「40日前まで誰もこうしたことが実現するとは考えていなかった」と話したのも嘘になると指摘しました。
青瓦台の報道官は、南北の接触は非常に敏感な問題であり、誤報が関係国の誤解を招き、事実のように扱われることを懸念するとして、朝日新聞に強い遺憾を表明するとともに訂正を求めるとしました。