文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日、韓国を訪れたアメリカのトランプ大統領の長女、イバンカ大統領補佐官と、大統領府青瓦台で会談し、「非核化対話と南北対話とは切り離して進めることができず、同時に進展させるために、韓米両国の緊密な協調が重要だ」と述べました。
会談は晩さん会に先立っておよそ35分間、非公開で行われました。
この席でトランプ大統領からのメッセージが伝えられ、北韓の核問題など両国の懸案について話し合われたものとみられます。
その後、開かれた晩さん会で、文大統領は、「北韓のオリンピック参加を契機に南北間の対話が活発になり、韓半島の緊張緩和と南北関係の改善に大きく寄与している」と述べました。
これに対してイバンカ氏は、「韓米両国の友情と協力とともに、韓半島が非核化されるまで最大限の圧力をかけ続けることを改めて確認したい」と述べ、北韓への圧力は緩めない方針を改めて表明しました。