通常少し後の方向に曲がっている首の骨が、猫背など誤った姿勢によってまっすぐな形になり、肩こりや頭痛の原因となる「ストレートネック」で治療を受けた人が、ここ5年間でおよそ30万人増加したことがわかりました。
国民健康保険公団によりますと、2016年の1年間、ストレートネックで治療を受けた人の数は269万6000人で、5年前の2011年に比べて29万9000人増えました。
性別で見ますと、女性が153万3000人で男性に比べて3割多かったということです。
年齢別で見ますと、50代が全体の23.8%でもっとも多く、続いて40代21%、30代15%、60代14%などの順となっています。
これについて専門家は、最近はパソコンやスマートフォンの長時間の使用で姿勢のバランスが崩れてしまい、ストレートネックになる人が増えているものとみられると説明しています。