韓国の1か月当たりの半導体の輸出額が、5か月連続で90億ドルを超えました。
産業通商資源部によりますと、1月の韓国の半導体の輸出額は、1年前の去年1月に比べて53.8%増加した98億6000万ドルに上りました。
月ベースでは去年9月の98億7000万ドルに続きいて、2番目に高い金額です。
とりわけ、半導体の記憶装置のDRAM(ディーラム)の輸出額は31億3000万ドルで、1年前に比べて77.7%増加しました。
また、電源なしで記録を保存することができるNAND(ナンド)型フラッシュメモリの輸出額は5億6000万ドルで、1年前に比べて89.5%増加しました。
1か月当たりの半導体の輸出額は、去年9月に過去最高の98億7000万ドルになって以来、10月は96億4000万ドル、11月は97億6000万ドル、12月は98億7000万ドルに上るなど、5か月連続で90億ドルを超えています。
輸出先を見ますと、香港を含む中国への輸出額が66億9000万ドルでもっとも高く、続いてベトナム10億2000万ドル、アメリカ3億1000万ドル、EU=欧州連合2億3000万ドル、インド8000万ドルなどの順となっています。
業界の関係者は、DRAMを中心に主要商品の価格が上昇しており、需要も多いため、1月から6月までの上半期中に1か月当たりの半導体の輸出が100億ドルを超える可能性があると説明しています。